アパレルの店頭は秋の装いに変り、まだまだ暑いがなんとなく秋の気分。
早速私も先シーズン買ったストールを羽織ってみる。
これは知人の野中さん、森さんコンビがデザインしている
Spologumのもの。
テキスタイルデザイナーが作るオリジナルブランド。 毎回面白い素材を使ったり
加工の技術は素晴らしい。 いつも新しい発見に驚かされ勉強になる。
このストールは、着物の反物を作る時に使われる生機(きばた)を使用したもの。
一見プリント?なのか?と思うが、織物なのです。
着物は大体40センチ×60センチくらいの図柄を流して織り、そこから染色や刺繍も施される。
着物を日常着としてきるという時代が変わり、後継者がいなかったり廃業してしまった工場
には使われなくなった生機(きばた)がごろごろあるのである。
このストールはそんな織物の技術を利用した時代を経て生まれ変わったストールなのです。
なのでまるでプリントしたかのような、パッチワークしたかのような違う柄と柄が組み合わさり
一枚の大判サイズのストールに仕上がっているのです。
工場の職人さんがどんどん高齢化していく中、斬新なアイデアをもった若者と組んで新しい風
を吹かせ、生まれ変わり、その技術と伝統を受け継ぎ残していくようなことは大事ですね。
スポロガム
http://spologum.com/
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